私は後悔している。
これをもっと早くやらなかったことに。
‘学校であった怖い話’もとい、‘鳴神学園七不思議’。
今、めちゃくちゃ嵌まっていて、残すところ、DS版鳴神探偵局とまぜ恋ぐらいでほとんどやり込んだと言って過言ではない現在の状況。
学恋vも全網羅したので、つぎは、なんとなく男怖かなぁ~なんて軽い気持ちでいたのだ。
ネットの公式販売のページを見てみると難易度がMAX。
え?そんなにむずいの?やってみてぇ!と前々から気になっていた次第である。
それで、つい先日、プレイしてみた。
感想。
ヤバかった。
めちゃくちゃ面白いッ!!!
いや、実のところ本当は根幹シナリオしか見ていないのだけれど。
見ていなくても、この気持ちをどこかに書かなければいられない状況だったことを察していただきたい。
完璧だった。
学怖で一番好きな話は、新堂さん語る‘百点塾’と、明美さん語る‘正義のゴネシエーター’である。
もちろん他の話も好きなものが山ほどある(学恋2は殿堂入りです)。
怖い、考えさせられる、面白い、カッコいい、くだらない、エロい、熱い、色っぽい等々。
ごちゃ混ぜのなんでもBOX。
それが自分を惹き付けて離さないのである。
だか、これは、この話は、それがひとつの話としても、凝縮され完璧だったのだ。
キャラクターに共感した。と思ったら裏切られる。と思ったら、その熱い人物像に感極まる。と思ったら次の瞬間には……と、休ませてくれない感情の坩堝、大洪水である。うわぁ。
あまい、おんためごかしを許してはくれない。
飯島さん特有の登場人物の丁寧な書きこみのせいで皆が魅力的で、愛らしく見えてしまうのだからもう、どうしようもない。
王道ホラー。
閉ざされた空間での極限状態。
常識と道徳の崩壊。
そこに描かれる人物像の心理戦。
そして、この話がなぜ、学怖ではなく、男子校で新たに舞台が作られたのかという結末。
ヤバかった。
小説の‘狭間の部屋探訪記’。
あれの良さがなお染みて、わかった気がする。
極も、あったが、学怖メンバーと男怖は絡ませたい。絡みが見たい。タイマンしてほしい。
なんておもったり。
おもちさんの情報だと、なんと発売当時このゲーム全く売れなかったらしい。
攻略本がフルカラーのバリッバリの気合い入れようなのに……。
理由は題名がBLっぽい(その実、ガチガチの男子高校生の欲望満載の話である)のと、王道ホラー好きはこのゲームに手は出さないだそうで。
なるほど。確かにこのゲーム買う層がわからない。
でも、そんなことどうでもいぐらい面白かった。
いや、こんなにもまるごと好きだと思え(学恋2とか)、やったあと一本の映画を観たような満足感ほんとうに素晴らしっ!の一言であった。
キャラクターでは、宮本さんと斉藤さん、影男が好きだったな。
(ネタバレ。恋する女には勝てない)