地雷。
踏みました。
はい。
最初は、特別編みたいな感じだと思ったんよ……
そしたらさあ………………
まずはね、
あら海女宮さん、こーんなところにでてくるのね。
的な。
相手はあなた。
緒方さん！
あなた、こんなところで油売ってていいの？
ってな感じで。
軽くかわしていたんよ。
特別編と同じ感じだろうって。
そしたらさ。
うーん。
やっぱり、これはなんともアイロニカルなうまい話だなあなんて、感心してたらさ。
なんだろね。
長臣くんがでてきたところからどうもおかしくて。
ん？朝比奈部長っ？！
なんであんたがここにいるん？！！
は、おいといて。
いや、これも重要なんだけど。
長臣くんは嫉妬拗らせて暴力束縛野郎になっとって。
海女宮さん怖がります。
だから、海女宮さん。
緒方さんと仲直りもどきの後の、その緒方さんに長臣についての相談よ。
あれがね。
なんか。
すごく。
鳥肌。
海女宮さんの勘違いも、緒方さんの態度も。
なんだこりゃってな感じで。
むしゃくしゃするんだ。
でも、特別編で見てるんだよ？
なのにさ。
で、再三緒方さんに相談したいって詰め寄るじゃん。
そうしたら、
「私、長臣くんの事、嫌いなの」
と緒方さん。
「え？どうして？嫌わないでよ」
ん、変だぞ。
なにが？
なにかが。
それで、長臣。
彼女の親友にキスしたってよ。
無理矢理。
緒方さんから死んだ顔で爆弾投下。
海女宮さん啞然。
はい？
で、
海女宮さん。
「そんなの信じない！」
え？
しかも、吐き出される海女宮氏の台詞が全部見当違い。
「海女宮さん、馬鹿だね。
せいぜい殺されないようにね」
そして、冷たい言葉を残す緒方さん。
なんと、この、嫌なかんじ。
だがこれは終わらない。
エスカレートしていく長臣。
従いへつらう海女宮。
この時、彼女はなにも考えなし、されるがままである。
そして、
「愛してるよ。
最近の亜里沙はえらいね。
他の男と話さなくなった。
でも、愛してても、亜里沙に傷つけられた事実は変わりないから。
だから、傷つけられた分、亜里沙にわからせるために俺も浮気させて」
愛してる？
どっから目線？
浮気？
はい？
そう、ここで気がついた。
自分はこの話が気持ち悪いんだと。
いや。
そうね。
トラウマが。
呼び起こされたんだ。
昔、読まされた携帯小説に、そっくりなんだと。
鳥肌、
寒イボ、
粟立ち、
総毛立ち、
スタンディングオベーション。
阿鼻叫喚の、もう、発狂。
あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”！！！！！！！！
ぎもぢわるいいいいいいいいいいいいいい～～～っ！！！
心臓の辺りをかきむしりたい～～～～っ！！！！
失礼。
ここでしばらく停止。
で、
そんな止まってるわけにもいかないので。
進めるじゃないですか。
亜里沙。
選択によっては長臣を拒絶するんです。
でもね。
駄目なんですよ。
ほら。
気持ちがいいから。
愛してるって。
愛されてるって。
その甘ったれた蜜を
味わったら最後。
抜け出せねえから。
もっともっと、って。
厳しい現実より、
傷つく事実より。
そう見える嘘。
甘えた虚構のほうが。
美味しいもん。
うぎゃああああああああああああああああああっっっっっ！！！！！！
………………
………………はい。
まあ、このほとんどのルートで海女宮さん死にます。
チーズのように。
長臣くんに殺されます。
朝比奈部長は逃げます。
証言もしません。
玲子にゃの部長ディスが痛烈でした。
緒方さんは葬式で泣きます。
でもね。
まだ終わらないんだよ。
また戻ってごらん。
するとね。
増えてるんだよ。
見たとき驚いた。
馬鹿みたいに、緒方さんを説得するじゃん。
まあ、相手にされるわけもなく。
亜里沙、当たり前のように長臣くんに騙されますよ。
だから、親友抱かせろって。
ダカセロッテ。
アナタ、イマ、ダカセロッテ、イイマシタ？
海女宮さん。
どうしたと思います？
………………ね。
いや、玲子ちゃんの曲に戻ってこれて心救われました。
なんの迷宮に、突き落とされたかと思いましたよ。
ホント。
戻ってこれてよかった～。
あと、時田君と恵美ちゃんね。
「友情と愛情の狭間で」たのしみにしてるよ～。
きっと描写が克明になっただけなのだが。
そこに生きている人が
やっているという事実だけで
どうして、
こうも
嫌悪感。
救いようのない話だが、本当に救いはなかったのだろうか？
どうして誰も、戦わないんだろうか？
生きる事には真面目でいたい。
そう。
この話。
学怖自分史史上。
もっとも怖い話として君臨しました。
岩下さん飴玉婆さんルートの海女宮さん、長臣くんの見方かわっちゃうよ。
ふたりがそういう感じって、知ってたけどさ。
でも、それも愛の形？
いや、のんちゃんのルートの肝試しもゾゾッてなったし。
及川さんディスるルートも、ああ、海女宮さんと、緒方さんじゃないっすか……こんなとこで、ってね。
ああ、図書館の恋も粋ってましたねえ。
もちろん、朝比奈部長も緒方さんもそういう面あるなと。
世界は別でも、中身は一緒でしょう？
そういう面はあるんだよ。
いや、
嫌悪という形で
心臓を鷲掴みにされるのは、本当に素晴らしくて。
まぢ、感動。
圧巻。
だからこそ、好き。
以上！！
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